ユニバーサルデザインの基本
「一緒がうれしい」

動作制約や移動制約のある人たち、右きき、左きき、等々、
人を分けず「みんなが使えるトイレ」が出来ました。
基本1基本形1
便器への乗り移りの位置どり、姿勢は、各人様々なので、多くの場所で回転できるように、床を平らにし、壁・床を平らにし、壁・床からの突起物をつくらないようにしています。
基本2基本形2
車イスの理論的な回転軌跡を描けない、不自由な人が沢山いるため、回転の前後左右に余裕をとり、広さを確保しています。

直接移乗 立位移乗
従来型トイレと同じように利用でき右からも左からでも利用できます。 支えの必要な人は、手すりを利用します。便座を上げれば、一般用トイレと同じ状態で利用できます。
右型移乗 左型移乗
手すりと天板を利用して、右側から移乗する。手をつく位置が広いので安心感を与えられます。 車イスを方向転換して、左側から移乗します。
右横向き座 前進移乗
座位の安定しない人は、手すりを背もたれにして、天板上で右向き(あるいは左向き)で利用できます。 便器正面に、車イスを位置どりしてから、手すりを使って移乗します。前進移乗は、便器へ直接移乗だけでなく、左右の天板上へも移乗できます。
後進移乗 ほふく利用左
後向きで便器に近づき、車イスの背もたれを外して移乗します。 座位の安定しない人は、天板上で横向きで利用できます。天板上のどこにでも、手やひじをつけるので、衣服の着脱が容易になります。
ほふく利用右 ほふく利用うつぶせ
からだの向きは、室内側、壁側、どちら向きでも可能です。背の高い人(身長180cm位)でも利用できます。 天板上は、平らなので広く使え、手や足の位置を安定した状態におくことができ、安心です。
介助 親子連れ
支えたり、抱き上げたりして、天板に移乗させる場合、便器回りを広く使えるので介助動作を楽に行うことができます。車イスの置き場所も広くとれます。 入口の幅が広く、天板を荷物置場として使えるので、手荷物の多い時や親子連れ、妊産婦の利用に便利です。更衣室、休憩所的利用や、救急介護の一次収容所としても利用できます。
手洗い
洗面台の下部は、ひざがぶつからな
いように空けてあるので安心して使用
できます。洗面台の左右に荷物置場を
つけてあります。